同居相手はまさかの!?
そしてしばらくして社長は帰った。
(うっ…キモチワリイ…。あの野郎…。どんどん注いで来やがって…。)
いったい、何の酒だ…?あれ…。
完全に気持ち悪くなった俺は、途中で水を買いたまたま見つけたバルコニーのベンチで座っていた。
夜風のおかげで少し酔が覚めた。
「…何やってんだ俺、昨日から…。」
だけど身体が自然と動いたのは茉莉を助けたい。
そう思ったからだ。
茉莉からしたら、意味分かんねえよな…。
その時
「…藤堂君!!」
声がした。
振り返ると茉莉が立っていた。
(…何で来るんだよ…。)
「…何で来るんだよ…」
俺は口に出してしまった。
「ごめんなさい…あたしのせいで…。」
「俺が勝手にやった事だから」
そう言って俺はまた突き放した。
その時茉莉が口を開いた。
「…嘘つき」
「……」
「何で嘘つくの?あたしが困ってる所見てたんでしょ?」
「…ちげーよ。」
「だったら何でこっちに来たの!?ほっといてくれば良かったじゃない!」
…ほっておけなかった。
「…それは」
「…そんなぐったりして…関わるなって言うならそっちこそ関わらないでよ…!
料理…なんて教えないでよ…!」
そう言って茉莉涙を落とした。
「お、おい」
「お願いだから…あたし以外の人と親しくしないで…」
茉莉が突然、そんな事を言い出した。
「え?」
「あたし、藤堂君に告白された時、本当に嬉しかった。
図書館に行くのが毎日楽しみだった。
でも…あの日藤堂君が鮫島君に虐められている事を聞いて、
鮫島君は誰でも容赦ないって友達から聞いて…
あたしは…怖くなって自分を守るためにあなたから逃げた。
本当にごめんなさい…。
だから、あのイベントで再会した時
振られた腹いせにあたしを指名してたんだと思ってた。
でも一緒に住んでいくうちに藤堂君の素の姿をだんだん知った。
最初はからかわれるのが、すごく嫌だった。
馬鹿にされてるみたいで
実際毒舌だし、口は悪いし、
でも、本当は優しくてあたしの事ずっと気にかけてくれてた。
だから、あたしは…。」
…分かってる。
茉莉は何も悪くない。
でも…。
俺は…。
「……俺の事好きなの?」
俺はまた茉莉をからかった。
…早く
いつもみたいに
「そんな訳ないでしょ!バカ!」
って言ってくれ。
だけど…。
茉莉はしばらく黙った後、
「…好きだよ」
そう言って俺にキスをした。
(うっ…キモチワリイ…。あの野郎…。どんどん注いで来やがって…。)
いったい、何の酒だ…?あれ…。
完全に気持ち悪くなった俺は、途中で水を買いたまたま見つけたバルコニーのベンチで座っていた。
夜風のおかげで少し酔が覚めた。
「…何やってんだ俺、昨日から…。」
だけど身体が自然と動いたのは茉莉を助けたい。
そう思ったからだ。
茉莉からしたら、意味分かんねえよな…。
その時
「…藤堂君!!」
声がした。
振り返ると茉莉が立っていた。
(…何で来るんだよ…。)
「…何で来るんだよ…」
俺は口に出してしまった。
「ごめんなさい…あたしのせいで…。」
「俺が勝手にやった事だから」
そう言って俺はまた突き放した。
その時茉莉が口を開いた。
「…嘘つき」
「……」
「何で嘘つくの?あたしが困ってる所見てたんでしょ?」
「…ちげーよ。」
「だったら何でこっちに来たの!?ほっといてくれば良かったじゃない!」
…ほっておけなかった。
「…それは」
「…そんなぐったりして…関わるなって言うならそっちこそ関わらないでよ…!
料理…なんて教えないでよ…!」
そう言って茉莉涙を落とした。
「お、おい」
「お願いだから…あたし以外の人と親しくしないで…」
茉莉が突然、そんな事を言い出した。
「え?」
「あたし、藤堂君に告白された時、本当に嬉しかった。
図書館に行くのが毎日楽しみだった。
でも…あの日藤堂君が鮫島君に虐められている事を聞いて、
鮫島君は誰でも容赦ないって友達から聞いて…
あたしは…怖くなって自分を守るためにあなたから逃げた。
本当にごめんなさい…。
だから、あのイベントで再会した時
振られた腹いせにあたしを指名してたんだと思ってた。
でも一緒に住んでいくうちに藤堂君の素の姿をだんだん知った。
最初はからかわれるのが、すごく嫌だった。
馬鹿にされてるみたいで
実際毒舌だし、口は悪いし、
でも、本当は優しくてあたしの事ずっと気にかけてくれてた。
だから、あたしは…。」
…分かってる。
茉莉は何も悪くない。
でも…。
俺は…。
「……俺の事好きなの?」
俺はまた茉莉をからかった。
…早く
いつもみたいに
「そんな訳ないでしょ!バカ!」
って言ってくれ。
だけど…。
茉莉はしばらく黙った後、
「…好きだよ」
そう言って俺にキスをした。