同居相手はまさかの!?
「ま、茉莉!?」

…嘘でしょ。

そこには、上半身裸でパン一の将人と下着姿のツートンカラーのボブ女がいた。


…何これ現実?


ボト


あたしは持っていた紙袋を思わず落としてしまった。

ゴロン

そしてシュークリームが溢れ落ちた。



「お前…どうして…。」


「仕事が早く終わったから。電話したんだけど。」


あたしはこの時、動揺を隠すのに必死で冷静さを何とか出すのに必死だった。


将人は慌てて、ベッドの横にあったスマホを取り出した。


「あ…。切れてた。…ごめん。」


「そう…。」


いや、それよりこの状況何。


あたしは将人を問い詰めた。



「…将人、この人誰?」


少し低めのトーンで



「や…そ、その…。」


その時将人の顔は、明らかに動揺していた。



それを見ていたツートンカラーのボブ女が口を開いた。


「将人さあ〜ん、この人誰ですか〜?」


そう言って、甘ったるい口調で将人を見つめている。


(…こっちが聞いてんだよ!)


「え、いや…そ、その…彼女は…。」


「…あなた、誰?」


拉致があかないと思ったあたしは、ツートンカラーのボブ女に問い詰めた。


「…オバサンこそ誰ですか?」


(…オバ!?…何なのこの子!まだ28だっつーの!!)



そのボブ女は、明らかにあたしより年下だった。


「…あたしは将人の彼女よ。」


「ハア〜?ちょ、将人さん、彼女いないって言ってましたよね〜?嘘ですか〜?」


…え?


…何それ。


大体察しはつくけど、ここまで来ると冷静さを出すのもそろそろ限界だ。










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