同居相手はまさかの!?
【茉莉side】

あたしは、ただ呆然とカウンターに置かれた封筒と鍵を見つめた。


藤堂君が言っていた言葉がただ今もあたしの頭の中で残っていた。



…藤堂君があたしの家を憎んでいたなんて…。



全ては復讐する為だって言ってた…。



どうゆう事…?


その時


ブブ


スマホのバイブが鳴った。


画面を見るとDestinyからのメールだった。


「何ていうタイミング…。ふっ…」


全部…。全部無駄だった。


あたしは…藤堂に騙されていた。


餌にしか過ぎなかった…。


あの巣に入ってしまった時点でもう、…アウトだったんだ。


あたしは…


決して叶いもしない恋をずっと…。

していただけだったんだ…。




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