同居相手はまさかの!?
ある日の学校帰り、俺は家のドアを開けた。


それは、茉莉と話さなくなってしまっていた後だった。


ドアを開けると、玄関はめちゃくちゃになっていた。


「…何だこれ。」


花瓶は割れており、家族の写真もビリビリに破かれていた。


ガラスの破片があちこちに散らばっていた。


…嫌な予感がした。


専業主婦の母さんは必ず家にいる。


それなのに、一向に母さんの声がしない。


俺は急いでリビングに向かった。


「母さん!」


その時母さんは散らばっていたガラスの破片で手首を切っていた。


血が床にポタポタと散らばっていた。


「母さん!しっかりしろ!」


俺は必死に母さんを呼び止めた。


「うっ…。友…也…。」


なんとか母さんは目を覚ました。


「何やってんだよ…!」


俺は近くにあった、ハンカチで手首の血を止めた。


その時床に散らばった、書類と写真が目に止まった。


そこには、ホテルから出てきた親父と知らない女の写真と

報告書だった。


「…何…だよこれ…。」


そこには、親父と女がいちゃつく写真が何枚もあった。


まるで汚い物を見た感覚だった。


…本当、反吐が出る。


「…お父さんね、その女と浮気してたのよ!!!」


初めて聞く母さんの罵声。


親父が…?


「あの人は…!家庭を捨てて、その女を選んだのよ!」


そう言った後、母さんは倒れた。


「母さん!」






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