同居相手はまさかの!?
俺はバイトを増やした。

そしたらいつのまにか、病室に行ける時間がどんどん減っていた。


あるバイト終わりの日、スマホが急に鳴った。


♪〜♫〜♫


「誰だ…こんな時間に。」


俺はパーカのポッケからスマホを取り出した。


画面を見ると、病院からだった。


病…院…?


『はい。』


『…藤堂友也さんですか?』


『はい、そうですけど』


『担当医の小原です。』


『ああ…どうも。…どうかしましたか?』


『今すぐ病院に来ていただけますか?』


『何かあったんですか?』


『…お母様が危篤です。』


…え?


…危…篤?


俺は急いで、病院に向かった。


【先程、いきなり呼吸が苦しくなり…
状態が悪化して…】


…母さん!


俺のせいだ。


俺は病室を走った


…が


その時には既に遅かった。


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