同居相手はまさかの!?
プルルル


そして俺は電話を掛けた。


『はい、株式会社Destinyです。』


『あの、藤堂友也ですけど社長いらっしゃいますか?』


『…失礼ですが、どのような御要件でしょうか?』


『…あなたの養子になるとお伝え下さい。』


『…かしこまりました。少々お待ち下さい。社長にお繋ぎ致します。』


あの書類が、あの写真が、悔しがる母さんの罵声が


俺の怒りを募らせた。


俺を復讐の道へ引きずった。


『おう!友也!聞いたよ。養子に入ってくれるんだってな。』


『…はい。』


『何でOkしてくれたんだ?』


『…復讐する為です。』


『…復讐?』


『叔父さん、…いや、社長。俺にも仕事させて下さい。』


『…仕事?』


『復讐したい相手がいるんです。母さんの為にも』


そして、俺は叔父さんの養子になり


20歳になってから正式にDestinyの社員になった。

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