同居相手はまさかの！？

【茉莉side】


まさか、こんな所で菅原課長に会うと思わなかった。



そしてあたし達は色んな話をした。



その時、菅原課長の顔が曇っていた。


「菅原課長！！」　


あたしは菅原課長に声を掛けた。



「…え？」


菅原課長はビックリしていた。



「どうされたんですか…？」


明らかにさっき上の空だった。


「すごく…眉間にシワ寄せていたので…大丈夫ですか？」

「あ、ああ…悪い」


(明らかに顔悪いよね…？)


その時、菅原課長が口を開いた。



「…小野田こそどうした？」



「…え？」



「何か元気ないよな…？」



「あ…えっと…」


「…何か元気ないな？
」


やっぱり菅原課長はすごい…。


全部お見通しだ…。


敵わないな…。


あたしは思わず


「彼と喧嘩してしまって…」


何てそんな事言ってしまった。


もう…何でもないのに


その時


「藤堂君か…？」


菅原課長にそう言われた。


課長…知ってたんだ…。


やっぱりあたし…顔に出てるんだ…。


頷くか迷った時、


「すまん…。マズかったよな…。」


菅原課長は謝ってきた。



「いえ…。」


「………」


「………」

そして、あたし達の間に沈黙が流れた。

その時


「あ、あのさ…小野田。」　


菅原課長が口を開いた。　


「…はい？」


「その…」


菅原課長は何か言いたそうだった。



「菅原課長？」



「…ちょっと付き合ってくれないか？」


そう言われた。


「え？」


突然の事であたしはびっくりした。


菅原課長は言った途端、焦っていた。


「いや、ほらさ！今日快晴だろ！せっかくだからちょっと身体動かさないか」


そう、言った。


(課長…あたしを励ましてくれたんだ…。)


「いや、やっぱ忘れてくれ。」


確かに今のあたしはまだ余裕がない。



でも、スッキリしたい。



そしてあたしは


「いえ！」


スッキリするため、　　

「私で良ければご一緒します！」


「お、おう？そうか！？」



そう言って、菅原課長について行った。


そしてあたし達はお店を出た。