同居相手はまさかの!?
【友也side】

茉莉とあのBARで別れたあの後、俺は自分の自宅に帰って行った。

荷物はもう既に業者を呼び回収させていた。

久々に帰って来た自分の家…。

何も変わってないのに孤独を感じた。

いつもは、茉莉がいたから…

「茉莉がいないだけでこんな静かなんだな…。」

俺達は完全に壁が壊れた。

残されたのは…茉莉と一緒にいた記憶だけ。

その記憶さえも消さないといけないのに俺は消せなかった。

そして俺は晩御飯の支度をした。

ジュー…

そして、俺は作った料理を机に置いた。

「あっ…間違えた。」

俺は無意識に料理を二人分作ってしまっていた。

「馬鹿か…俺…。茉莉はここにいないのに…。」

癖って怖いな…。

一度つけてしまうと中々やめられない…。

俺は仕方なく両方を食べた。

その時

♪〜♫〜♫

『はい』

『お前どうなってるんだ?』

『…何がですか?』

『…小野田茉莉にはリタイアさせるようにしたんだろ?』

『はい…そうですが』

『リタイアのメールが来てないぞ』

…え?来ていない…?

茉莉はまだあの家に住んでるのか…?

『…申し訳ございません』

『明日、無理やりでもリタイアさせろ、分かったな。』

『…はい。』

ツーツー

「茉莉、まだ俺の鍵持ってるのか…。」

どうして…。

明日…リタイアさせないと…。

そして俺はそのまま就寝した。





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