同居相手はまさかの!?
そして、冷蔵庫から食材を取り出した。  


「…もう0時だもんね…。かんたんな物にしよ…。」


そして、あたしは棚に入ったインスタントラーメンを取り出した。


ビー


コポポポ


…一人での暮らしも慣れてきた。


…いや元々一人か…。


でも…やっぱり藤堂君がいないと静かだなあ…。


そして、あたしは近くにあったリモコンを取り出しテレビをつけた。


ピッ


TVをつけると、ちょうど刑事物のドラマがやっていた。


画面には主人公らしき人と、バーテンダーが話をしていたシーンだった。


その時あたしは、あのバーテンダーを思い出した。


「そういえばあのバーテンダー、あたしに何が言いたかったんだろう…?」


TVでやっていたシーンは、主人公の刑事が、殺されて亡くなった女の人に対してバーテンダーから話を聞くというシーンだった。


いわゆる情報屋だ。


その時あたしは、TVに映るバーテンダーとあのバーテンダーが重なって見えた。


「あのバーテンダーももしかして藤堂君に対して何か知ってる…?」


いや、でもドラマじゃあるまいしありえないか…。


でも、明らかにあの時バーテンダーはあたしに何か言おうとしていた。


それに、藤堂君と初めてあのBARで会った時、


藤堂君は《いつもの》


そう言って、注文していた。


常連じゃない限り、《いつもの》なんて言葉出ないよね…?


でも…。


探って良いのかな…?


あたしは、迷っていた。


だけど藤堂君の事、このままになんて出来ないよ…。


そして、あたしはあのバーテンダーに話を聞くと決めた。


だけどそこで、あたしは…衝撃な事を聞かされてしまった。
< 275 / 504 >

この作品をシェア

pagetop