同居相手はまさかの!?
しばらくして18時になった。


「よし!行くか!」


さっと身支度を済ましてそして家を出た。


「…何だか緊張してきた。」


だけど…知るためにも…行かなくちゃならない!


そしてあたしはBARに向かった。


カランコロン


そしてあたしは、店内に入った。


「…いらっしゃいませ。」


(あれ…あのバーテンダーじゃない。)


そこには、あのバーテンダーじゃなく


髭を生やしたバーテンダーが立っていた。


「こちらの席にどうぞ。」


「あ、あの今日は呑みに来たんじゃなくて…。」

 
そのバーテンダーは不思議そうな顔をしていた。


(…だよね。)


「…何かご用ですか?」


(何て言おう…。藤堂友也の情報教えて下さいじゃ変だよね…。
刑事や、ドラマじゃあるまいし…。)


「え、えっとその…。スタッフさんに用があって…。」


「ウチのスタッフに…ですか?」


(完全に怪しまれてる!)


ドラマならここで写真とか見せるけど、あたしが持ってたらただのストーカーじゃん!


「…失礼ですがあなたは…。」


「え、えっと私は…。」


(ただの客です。じゃ、ますます怪しまれるよね…。)



その時


カランコロン


扉が空いた。


「森崎!」


「ちっす」


振り返ると、あのバーテンダーが立っていた。


「ちっすってお前…何しに…。」



「シフト票渡しに」


「バカ!従業員入口から来いよ!」


「さーせん…ってあれあんた…。」


「お客様にあんたって呼ぶな…お前の知り合いの方か?」


「あー…まあ…はい。」


(あのバーテンダーだ!)


「お客様、森崎に何か用事ですか?」


「えっと…。」



(…チャンスだもんね!)


「そうです!この方に用事があって!」 


「そうでしたか。じゃあ上の部屋使って下さい。」


「ちょ!林田さん!」


「良いか、森崎。《くれぐれも》失礼のないようにしろよ」


(こ、この人怒らせたら怖そうだな…。) 


「…分かりましたよ、こっち」


「あ、ありがとうございました!」


あたしは、林田さんにお礼を言いそして2階に上がった。















< 277 / 504 >

この作品をシェア

pagetop