同居相手はまさかの!?
「友也の親父、弁護士なんだよ。
これがまた、最低な親父でさ…。
テストは100点、成績は、オール5じゃないと認めない親父でさ…。」


「…ひどい…。」


「ひでぇ話だろ?逆に和也はテストはいつも100点、成績はオール5
だから、友也の親父は和也ばかり可愛がってた。」


「そんな…。」


「友也いつも言ってたんだよ。
兄貴になりたいって…。
俺はただ、友也の言ったその言葉を黙って聞くしか出来なかった…。」


藤堂君の家庭環境を聞いて、あたしはポロポロと涙を溢した。


「でも、友也にもゆういつ味方がいた。
それが友也の母親だった。」


「お母さん…。」


「友也のお母さんだけはゆういつ、友也の味方だった。
友也もお母さんが大好きだった。
…けど。」


そう言って森崎君の顔は曇った。









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