同居相手はまさかの!?
「初めて見た友也のあんな嬉しそうな顔…。」


「…藤堂君。」


そんなふうに思ってくれてたんだ。


それなのにあたしは…藤堂君との関係を切った。


あたし…何て事を…。



「…でも、その時同時に藤堂の母親が体調を崩し始めたんだ。」


「…え?」


「父親が帰って来なくなったからだろうな…。
元々身体が弱いのに、さらにそのストレスでどんどん友也の母親は体調を崩して行った。」 


「………」


あたしは、黙って聞いていた。


「…そしてある日友也が学校から帰って来た後、
部屋が散らかっていた。
そして…
その時友也の母親が倒れてたんだ。
…手首から血を出して…。」


「…!!」


突然の事に驚いて声が出なかった。


「…友也の母親、自殺仕掛けたんだ…。」


「…どうしてそんな事…。」


「…それは。」


そう言った後、森崎君の顔は曇った。


「…友也の親父が若い女と不倫したからだよ。」


「…不…倫」


「友也の母親は、興信所から親父について調査以来してたんだ。
そこで友也の親父が不倫してると分かった。」










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