同居相手はまさかの!?
トントン


一階に降りると、林田さんが立っていた。


「…お、話終わったか。」


「はい、2階貸してくれてありがとうございました。…彼女送って来ますんで。」


「…お部屋貸して頂き、ありがとうございました…。」


「いえ、またぜひ呑みにきて下さいね。」 


「…ありがとうございます。」


「じゃあ」


そしてあたしと、森崎君は店の外に出た。


カランコロン


「………」


「………」


お互い無言になってしまった。


あたしはまだ、藤堂君…いや、高杉君の話と姉さんの事でショックが大きかった。


「…ここで大丈夫、…ありがとう。」


「あ、ああ…」


そしてあたしは森崎君にお礼を言い、家まで帰って行った。


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