同居相手はまさかの!?
歩いている間、あたしは今日の事を思い出した。


「高杉君にそんな過去があったなんて…。」


なのにあたしは高校の時、


自分が鮫島君に目をつけられるんじゃないかって



ビクビクして


それしか考えてなくて


高杉君の事…突き放した。


最低だ…。



高杉君はその間苦しかったかもしれないのに


あたしは…


彼に何もしてあげられなかった。


高杉君を更に傷つけた…。


ごめんなさい… 


高杉君…。


ごめんなさい、ごめんなさい


「ごめんなさい……。」


あたしは、涙をポタポタ溢した。


謝ったって、高杉君は帰って来ないのに…。

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