同居相手はまさかの!?
そしてあたしは、メール画面を開いた。


「…何やって!」


「…今のあたしにはこれしか出来ない。」


「…茉莉。」


メールには、運営からのアドレスとURLが載っていた。


そしてアクセスした後


ピンクの画面があり


《継続する》《リタイアする》


その画面が出ていた。



これで高杉君との思い出は消える。


家も高杉君も両方失う…。


でも、高杉君の役に立てるなら…


ポチ


そしてあたしは、《リタイアする》


画面を押した。


「…茉莉!」


「さようなら高杉君…。」


そしてあたしは屋上を出た。


「…茉莉!」 


トントントン


そしてあたしは階段でこっそり泣いた。


「…ッ…ヒッ…ク」
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