同居相手はまさかの！？

開いた扉を見るとそこには



「わ…私にプレゼンさせて頂けないでしょうか…？」


(…高杉君！)


高杉君が汗だくで立っていた。


「…君は？」


「誰だ貴様は！」


「…藤堂君！何やってるんだ！」


「皆様、申し訳ございませんでした！
でもどうか…僕にもう一度だけチャンスを下さい！」


「…だけど。」


「…僕はこのコンペの中、皆さんにご迷惑をおかけしました。
自宅に帰った後、僕は反省しました。
問題を起こしたにもかかわらず、恩を仇で返す形になってしまったことを…
深く…深く…反省致しました。
どうか最後に罪滅ぼしとして、
僕にこの仕事をさせて頂けないでしょうか！
…お願い致します！」


(…高杉君。)


「…おい！貴様さっきから何をペラペラと！」


「高杉君、分かったよ…。しっかり君の意見を尊重しなさい。」


「清宮課長！？」


「ありがとうございます！」


「…井ノ原専務、柿谷専務、お待たせしてしまい申し訳ございません。
本日はウチの営業第3課の藤堂がプレゼン致します。」


「営業第三課の藤堂です。
本日は新しいロゴを考えて参りました。
よろしくお願い致します。
…その前にですが、本日お渡しさせて頂く資料ですが、
損失致しました。
申し訳ございません。」

「…何だと。」