同居相手はまさかの!?
「…なるほど。君の意見は、よく分かりました。
えっと…藤堂君だっけ?
君、若いのにしっかりしてるねー!」
「…ありがとうございます。」
「…なるほど。絆か。
そんな大事な事に私は気づけなかったな…。」
「柿谷専務!?」
「…私も昔君と同じように社員で働いていた時、
よくこうやってロゴデザインを考えていたんだ。」
あたし達は全員、柿谷専務の話を聞いていた。
「よく、残業して皆で考えてね…。
あのときは大変だったけど楽しかった。」
「柿谷専務…。」
「でも、ウチの会社もだんだん評価が上がったんだ。
その頃からかな…?
社員達が全員、争いを始めたんだ。」
「……」
「前社長の時はね、とにかく争いが酷くて…
まあ、給与もかかってからな…。
ウチの部署もいつしか、協力とかなくなっていたんだ。」
「…そうだったんですか。」
「皆意見がバラバラになって、
どんどん崩れていった。
私も…専務になってからはとにかく会社の為だけに働いていた。
いつしかそれが社員達を苦しめていたんだな…。」
「…柿谷専務。」
「さっき君の話を聞いていて昔を思い出したよ。
私も昔は今の部下たちのように社員として働いていたのに…
上司になってから、専務になってからは
会社の為だけに働いてて
とにかく、ライバル会社に勝つことしか考えてなかった。
楽しんだり、社員達の事を全く考えてなかった。
勉強になったよ、ありがとう。」
そう言って柿谷専務は笑った。
えっと…藤堂君だっけ?
君、若いのにしっかりしてるねー!」
「…ありがとうございます。」
「…なるほど。絆か。
そんな大事な事に私は気づけなかったな…。」
「柿谷専務!?」
「…私も昔君と同じように社員で働いていた時、
よくこうやってロゴデザインを考えていたんだ。」
あたし達は全員、柿谷専務の話を聞いていた。
「よく、残業して皆で考えてね…。
あのときは大変だったけど楽しかった。」
「柿谷専務…。」
「でも、ウチの会社もだんだん評価が上がったんだ。
その頃からかな…?
社員達が全員、争いを始めたんだ。」
「……」
「前社長の時はね、とにかく争いが酷くて…
まあ、給与もかかってからな…。
ウチの部署もいつしか、協力とかなくなっていたんだ。」
「…そうだったんですか。」
「皆意見がバラバラになって、
どんどん崩れていった。
私も…専務になってからはとにかく会社の為だけに働いていた。
いつしかそれが社員達を苦しめていたんだな…。」
「…柿谷専務。」
「さっき君の話を聞いていて昔を思い出したよ。
私も昔は今の部下たちのように社員として働いていたのに…
上司になってから、専務になってからは
会社の為だけに働いてて
とにかく、ライバル会社に勝つことしか考えてなかった。
楽しんだり、社員達の事を全く考えてなかった。
勉強になったよ、ありがとう。」
そう言って柿谷専務は笑った。