同居相手はまさかの!?
「えと…。」


「…やっぱり誰かから聞いたんですね。」


「…うん。」


「確かに藤堂さんとはこの前お話しはしました。
でもそれだけです。
どちらというと私は!」


その時、高杉さんは途中で言うのをやめた。


「…高杉さん?」


「…ごめんなさい。とにかく付き合ってはないですよ。
別れ話とかでもないので。」


「そっか…。」


これ以上は聞いてはいけない気がした。


そしてあたし達は違う話題になり昼食を食べ続けた。


「じゃあ、お疲れ様。」


「はい!」


そしてあたしは食堂を出た。


ピッ


エレベーターを待っているその間


あたしはさっきの事を思い出した。


…高杉さんさっき何を言いかけてたんだろ…?


「…そういえば」


高杉さん、高杉君の話をした時冷たい目をするよね…?


前も高杉君の話をした時、表情が曇ってた。


もしかして…


高杉さんは、高杉君が嫌い…?とか


だから、わざとあたし達の写真をFAXに送った…?



でも…。


そんな理由で…?


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