同居相手はまさかの!?
【くみちゃん、仕事、仕事 


え?元カレの事が忘れられなくて仕事に集中できない?


ダメウーマン


じゃあ質問です!


くみちゃんは味のしなくなったガムをいつまでも、いつまでも、噛み続けますか?


《・・・新しいガム、食べたくない?》


男はガムと一緒! 

味がしなくなったら、また新しいガムを食べればいい!


・だって、地球上に男は何人いると思っているの?


《・・・35億。》


《あと5000万人。》】


葵…強引だったな。


それで、高杉君と出会ったんだっけ…。


…あれ。


目が滲んで、ネタをする3人の社員の姿が見えない…。


「小野田君、大丈夫?」


「す、すみません…。多分睫毛が目に…。」


「そうかい?」


「すみません…。」


やだ…。何で涙が…。


忘れたくてもあたしはまだ忘れられない…。


いつまでもいつまでも、味のしなくなったガムを噛み続けたままだ。

新しいガムをまだ口に出来ていない。



そして、しばらくして宴会が終わった。



「では、これにてお開きします!
お疲れ様でした。」


「うっ…また呑みすぎちゃった。ちょっと外行こう…。」


そしてあたしは、酔いを覚ますため、外に向かった。

< 375 / 504 >

この作品をシェア

pagetop