同居相手はまさかの!?
キイ…。


外を出ると、夜空に浮かぶ星がキラキラ輝いていた。


「…綺麗。」


酔いも完全に覚めた。


「…寒。」


夜だからやっぱり冷えるな…。


帰ろうとしたその時


ガチャ


扉が空いた。


「あ…。」


そして高杉君が入ってきた。



「…お疲れ様です。」


「…お疲れ様です。」


(…さっき助けてくれたんだよね…?お礼言っとこ…。)


「…さっきは助けてくれてありがとう。」


「…俺は別に。溢しただけですから。」


だけど高杉君はまたあたしとの壁をつくる。


あたしももう関わらないと決めたのに…。


「…じゃあ何でこっちを見てたの?」


なんて口に出してしまう。



でも、高杉君がこっちを見ていたのは気づいてた。


だから、あたしもつい…


勘違いしてしまう。


「…高杉君いつもそうだよね。」


「………」


「ハロウィンの時も、…ううん、違う。
同居してた時から、高杉君はあたしを助けてくれていた。」

…そう。

高杉君はいつだってあたしを助けてくれた。
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