同居相手はまさかの!?
「…ちょっと話さね?」


「ううん…。いい…。葵待ってるから。」


「そっか…。」


「じゃあ、行くね」


「茉莉」


帰ろうとしたその時、将人があたしを呼び止めた。



「何?」


「…ごめんな。」


「…」


「俺さ、茉莉が出て行った後後悔した。
後で分かったんだ。
自分は本当に最低な事したって…。
こんな事言ったって、今更本当どうしようもないのは分かってる。
でも、後になって茉莉が大事な存在だった事に気づいたんだ。」


「…」


「茉莉はずっとずっと、俺の側にいてくれたのに
俺はその事に気づけなかった。
バカだよな…。本当。
本当にごめん…。」


そう言って将人は頭を下げた。


「何度謝ったって許して貰えないのは分かってる。
…でも謝りたいんだ。」 



「…将人。」


その時


♪〜♪〜♪


スマホが鳴った。


画面をみると、高杉君からだった。


「茉莉?」


初めから気づいてたじゃない…。


どんなに忘れようと思っても


忘れられない相手が

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