同居相手はまさかの!?
【茉莉side】


ザーザー


窓にはまだ雨の音が聞こえる。


「…困ったね。」


「…何がですか?」


「ほら」


その時


タクシードライバーが見せてくれた。



「…今日は近くにライブがあるし、雨だからね…。
この状況だよ。
…どうする?」


見事、車が渋滞していた。


「…急ぎじゃなければこのまま運転するけど…。」


「…あとどれぐらいですか?」


「…うーん…それは正確には言えないね…。
この渋滞だしね…。」


「…そうですか。…Destinyまでは後どれぐらいですか?」


「121kmくらいかな?」


「分かりました!ここで降ります!」


「え!?ここで良いの!?」


「はい!ありがとうございました!」


「そ、そう?じゃあ料金は3200円ね。」


そしてあたしは、タクシードライバーにお金を渡した。


「ありがとうございましたー。」


そしてあたしは車から降りた。


…高杉君を助けなきゃ。

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