同居相手はまさかの!?
【茉莉side】

「ハア…っハア…。」




あれからあたしはDestinyまで走った。



「きゃ!」


雨だから滑りやすい。


「痛ったあー…。」


足にも手にも血が出ていて滲んでいた。


「行かなくちゃ…!あたしが…助けないと…!」


そしてあたしはまた走り続けた。


しばらく走り続けていたその時


大きいビルが見えた。


看板には【株式会社Destiny】と書いてある。


「こ…ここか。」


そして近くにあったインターホンを押した。


ピンポーン


「はい?」


「あ、あの…」


「…どちら様ですか?」


「…小野田茉莉です。」



「………」

あれ?反応ない?


「…お入り下さい。」


ギイイイイ


そして門が開いた。


「…ここに高杉君が…。…よし。」


そしてあたしはDestinyの本社に入った。
< 462 / 504 >

この作品をシェア

pagetop