同居相手はまさかの!?
「行きましょうか。」


「た、高杉君!!」


あたしは高杉君の元へ走った。


「茉莉。…ごめんな。怖い思いさせて…。」


「…何で…何で…言ってくれなかったの??」


「…ごめん。」


「…最後まで勝手すぎだよ…高杉君…。」


「…ごめんな。茉莉には本当たくさん迷惑かけたな…。本当にごめん…。」


「…ううん。」


「茉莉に出会えて良かった。」


「あたしも…高杉君に出会えて良かった。」


「…短い同居だったけどな。はは…。」


「それでもあたしにとっては大事なかけがえのない大切な思い出だったよ。」


「…ありがとな。茉莉のおかげで色んな事に気づいた。」


「…そろそろ行きましょうか。」


そして高杉君は連行された。



「あたし…ずっと待ってるから!!
ちゃんと待ってるから!!」


その時高杉君はニコっと一瞬笑った。


…高杉君。


私、絶対忘れないよ…。


ずっと…待ってるから。


こうして、私達の長いようで短い物語は幕を閉じた。
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