同居相手はまさかの!?
コツ


忘れたい時もあった。



でも…。



「汝藤堂友也は、この女小野田茉莉を妻とし、
良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、
病める時も健やかなる時も、
共に歩み、他の者に依らず、
死が二人を分かつまで、愛を誓い、
妻を想い、妻のみに添うことを、
神聖なる婚姻の契約のもとに、
誓いますか?」


「誓います。」


「汝小野田茉莉は、この男藤堂友也を夫とし、
良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、
病める時も健やかなる時も、共に歩み、
他の者に依らず、死が二人を分かつまで、
愛を誓い、夫を想い、夫のみに添うことを、
神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」


「誓います。」


「では…。近いのキスを…。」


忘れられなかった。



「茉莉…。」



「…友也。」



どんなに忘れたくても…。



忘れられなかった。



だって、あたしの側にはいつももう…あなたがいたから。



そしてあたしと友也は誓いのキスを交わした。



「わああああー!」



パチパチパチ



「おめでとうー!」



「おめでとう茉莉ー!」



「お幸せにーーーー!」


たくさんのライスシャワーが飛んできた。







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