同居相手はまさかの!?
◇◆◇◆  


4ヶ月前


葵はあの後、隼太君と結婚した。


そしてあたしと葵は久々にカフェで会っていた。


「結婚おめでとう葵!」



「ありがとう〜!まだ実感ないよ〜!」



そう言った葵の顔は嬉しそうだ。



親友の幸せそうな顔を見ると、こっちまで嬉しくなる。



「…そっか。」



「葵はどうなの?新婚でしょ?」


「あー…ウチは相変わらずだよ。」


「えー新婚なのに!?夜は!?どうしてんの!?」


「夜!?」


突然の葵の発言にあたしはビックリしてしまった。



そう…。結婚したもののあたし達はまだそうゆう関係にはなってない。


「…してない。」


「え!?新婚でしょ?何やってんの?あんた達本当夫婦?」


(ディスりがすごいな…。)


「…多分?」



「茉莉に色気ないんじゃない?」



(うわ…人が気にしてることを…平気で…。)



ナイフでグサッと一突きされた。



「うっ…。」


その時、葵が口を開いた。



「茉莉、エプロン買ったら?」


「は?何で?」


エプロン…?

「いや、何かエロいじゃん。エプロンって。
男はエプロンしてる姿で色々と想像するし〜」



そう言った葵の顔はニヤケついてた。


「葵…親父くさい。」


「まあ、良いから試してみなよー!」


「えー…。」


そしてカフェを出た後、あたし達はショッピングモールに寄り、エプロンを買った。
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