同居相手はまさかの!?
(…っていって買ったけど、やっぱこの格好恥ずかしいよー!!
スカート…短いし!)


「…買ったんだ。」


「そ、そう!料理するし!!」


「ふーん…。」


(まあ、何とも思わないよね…。)


「あ、ご飯にする?お風呂にする?
それとも私?」

思わずあたしは新妻気分で、セリフを吐いてしまった。


その時友也はあたしを見つめた。


「茉莉。」


「え!?」


「…って言ったらどうする?」


そう言って艶やかな笑みで笑った。


(…またからかわれた!)


「もう!!」


その時友也があたしの背後に回った。


「…友也?」


その時指であたしの背中を謎った。


「…エプロン姿ってさ。なんかエロいよな。」


ゆっくりゆっくり背中を謎っていく。



そして耳から友也の吐息がかかる。



その瞬間、あたしの心臓はバクバクしていた。



(ち、近い!)


「え?」


「…そそるっていうかさ。」



そう言って耳元で囁やき、リボンに手をかけた。


「…食べたくなる。」


(…た!?も、ももしかして!?ここで!?)


ギュッと目を瞑ったその時、



「…なんてな。風呂…入ってくる。」


友也が手を離した。



「い、行ってらっしゃい…。」



(…び、ビックリした。)


あたしはすっかり拍子抜けしてしまった。






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