同居相手はまさかの!?
振り返ると、そこには会場でコサージュを拾ってくれたさっきの眼鏡の男性が立っていた。


(さっきの…!)


「…俺と交換してくれませんか?」


「え!?」


(まさかの急展開!?)


「俺も後1枚なんです…。」


…ああ、なるほど…。


たまたまあたしがいたし、一応顔見知り程度だから声掛けた訳ね…。


ちょっとしゃくだか、一枚残るぐらいならいいや。


「はい、ぜひ。」


「…ありがとうございます。」


そしてあたし達はカードを交換した。


「えと…藤堂友也【とうどうともや】さんですね。」


ん…?藤堂…?どっかで聞いた名前…。


「??…どうかしましたか?」


「あ…。いえ…。」


…まさかね。


あの藤堂君な訳ないし。







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