同居相手はまさかの!?
「では次に、仮にもし同居して嫌になったらどうするのか…?
そちらのご説明をさせて頂きます。」

パチ

電気が消えた。

ウィーン

そして天井からスクリーン画面が出てきた。

「こちらの画面をご覧下さい。
まず、基本リタイアはいつでも可能です。
その場合、皆様にいつでもリタイア出来るよう、
我が社からメールを送らせて頂きます。
そちらにURLが添付されております。
そちらにアクセス頂くと
このようにピンク色の画面が出てきます。
そして、画面に【リタイアする】
この画面が表示されます。
こちらをクリックして頂くだけで結構です。
これで終了となります。
その後に我が社からメールが届きます。
そちらに部屋番号の入力と
銀行の暗証番号を入力して返信して頂きます。
その際に入会費を返金させて頂き、口座に振り込ませて頂きます。」

(ふむふむ…)

「それと…部屋の鍵ですが、用意させて頂いた部屋に
返信用封筒を各自置いております。
そちらの封筒に鍵を入れて頂き、
家の横にポストを置かせて頂いておりますので、
そちらに入れて送って下さい。」


(郵送って事ね…。)


「以上で説明は終わります。何かご質問はございますか?」


シーン…


「はい。大丈夫ですね。では今から1時間お昼休憩を取らせて頂きます。
ランチをご用意させて頂いてます。
どうぞこちらへ…。」

司会者に言われ、あたし達はランチ場所に向かった。

















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