同居相手はまさかの！？

「ただいまー！」


そしていつものように振る舞う。


その時


母が深刻な顔をしながら口を開いた。

「…茉莉、虐めにあってるって本当？」


（…え？)


「ど、どうして…？」


心臓がドキドキした。


「さっき、担任の先生から電話があったの…。虐めにあってるかもしれないですからご自宅でも一度話を聞いてあげて下さいって…。」


「…」


「茉莉、本当なの？」


母が泣きそうな顔であたしを見つめる。


あたしは拳をギュッと握りしめた。

「やだなあーそんな訳ないじゃん！」

「茉莉、嘘つかないで。」


「本当だよ！いじめになんてあってない！」


「茉莉…」


「あってないってば！」


ダダダダ


「茉莉！待ちなさい！」


あたしは階段を上がり、自分の部屋に籠った。


「うっ…。うっ…。」



全部…全部…あたしが悪いんだ。


あたしがこんな見た目だから…。　

お母さんにも先生にも迷惑かけるんだ…。　

結局虐めは卒業まで続いた。