FUTURE☆DIARY~未来日記~
――――――これでいっそ手首を切ってしまえば・・・楽になれるのかな?






もう生きてるのが疲れちゃった・・・。




ごめんなさい。



パパ・・・ママ。


今からそっちに逝きます。



目を強く瞑ってカッターを手首に当てた・・・・・その瞬間。



私はハッと我に返る。




私・・・・今何してた?


ダメよ・・・。


バカなこと考えちゃダメ・・・。



急に怖くなって、持っていたカッターを思い切り投げつけた。



カッターのひんやりとした感覚に、ゾクッと震えて。


また私の瞳から涙が1つ流れた。




家に着いて、私はいつものように机に向かう。



そして、引き出しから一冊の日記帳を取り出す。
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