臆病なきみはうそをつく
***
「…………」
夜になっても更新する気が起きなかった。
スマホを握ったまま、ベッドに転がり、天井を見つめる。
「みんな…うそつき」
クラスメイトも。
昔の友達も。
………冬室くんも?
「冬室くん……本当に私のこと好きなのかな」
中学での体験をハッキリ思い出したからか、やっぱり彼の気持ちを疑ってしまう。
だって……私のどこに好きになれるところがあるというのだろう。
「……もう、やだ。苦しい……」
胸が苦しい。
そして、ものすごく寂しい。
最近、冬室くんと一緒にいることで少しは忘れられていた寂しさが、どんどん膨れ上がっていく。
ーーーこわい。
「………っ」
私は無意識のうちに、小説投稿のアプリを開いた。
更新する気が起きないといいながら
やっぱりこの場所を求めてしまう。
そして、私に送られてきたたくさんのコメントを見てホッとする。
……私は、この場所で求められている。
たくさんの人に。
「……やっぱり更新しないとな」
そう思いながら、まずはコメントのチェック。
すると、やっぱり例の人からコメントが来ていた。
「…………」
夜になっても更新する気が起きなかった。
スマホを握ったまま、ベッドに転がり、天井を見つめる。
「みんな…うそつき」
クラスメイトも。
昔の友達も。
………冬室くんも?
「冬室くん……本当に私のこと好きなのかな」
中学での体験をハッキリ思い出したからか、やっぱり彼の気持ちを疑ってしまう。
だって……私のどこに好きになれるところがあるというのだろう。
「……もう、やだ。苦しい……」
胸が苦しい。
そして、ものすごく寂しい。
最近、冬室くんと一緒にいることで少しは忘れられていた寂しさが、どんどん膨れ上がっていく。
ーーーこわい。
「………っ」
私は無意識のうちに、小説投稿のアプリを開いた。
更新する気が起きないといいながら
やっぱりこの場所を求めてしまう。
そして、私に送られてきたたくさんのコメントを見てホッとする。
……私は、この場所で求められている。
たくさんの人に。
「……やっぱり更新しないとな」
そう思いながら、まずはコメントのチェック。
すると、やっぱり例の人からコメントが来ていた。