キミの笑った顔が好き
がっくし……

まるで飼い主に怒られた犬みたいに、頭をさげる。


「ふっ……やっぱおもしれぇ。」

今のあたしに笑わないでよ……
久遠くんのばか。


「わかった。じゃあ、バレンタインまでに俺が可愛いと感じたら考えてやる。それでいいんだろ?」


「ほんとに⁉︎」


一気に元気を取り戻したあたしは
がばっと顔をあげる。


「まあ、無理だろうよ。」

「やるだけやってみる!」


よーし!今日からキラキラ女子になるために頑張るぞ!
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