キミの笑った顔が好き
体育館裏まで止まることなく走る。

彼に……彼に会うために。


---ダンっ!


体育館に近づくとバスケットボールの弾む音が、響いてきた。

あ…いる。


顔を覗かせるとそこには背の高い男子がシュートの練習をしていた。


久遠将生(くおんまさき)くん。


あたしの好きな人……。
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