キミの笑った顔が好き
「久遠くん!」

あたしは、彼の後ろ姿に大きな声で名前を呼んだ。

くるっとあたしの方に体を向けた


額に汗を浮かべながらあたしを凝視する


ドキン……


かっこいい…


なんて思っているあたしとは裏腹に…


「また来たんだ?」

と、久遠くんはあたしに冷たい声でそう言ったのだ。
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