大切なもの



「…ってゆーか……だから……」



坂田はぼそぼそと何かを言っていた。



『ん?ごめん聞こえなかったっ!』



「あ〜いやいいよっ!」



『そっか』



変なの……



"キーンコーンカーンコーン゙



「よ〜し今日はここまで!」



先生がそう言うと教室はざわめきだした。



「佳穂〜今日はな〜んか疲れた〜」



沙世が話かけてきた。



『ね〜』



あたしはのびーと腕をのばした。



すると先生が入って来た。


「え〜急だが席がえをする!」



すると教室内がさっきよりざわめいた。



えーだのきゃーだの言う者が出た。
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