あなたの運命の人に逢わせてあげます

次の瞬間、おれは美咲を抱きしめていた。

その勢いでゴンドラが少し揺れて、美咲が短い悲鳴をあげた。

だが、おれは構わずに美咲を抱きしめる腕に力を込めた。

「……相変わらず、いきなりなんだから」

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