皆にはナイショ♡
憂鬱なバレンタイン
グルグルのまま教室に入ると
「おはよう、和葉。なに眉間にしわ寄せてるの?」
朝から複雑な気持ちが思いっきり顔に出ていたらしい。
「恵ちゃん、おはよ。これ、食べてね!」
そう言って渡したのは友チョコのチョコブラウニー。
義理チョコも然り。
ブラウニーって大量生産可能なところがいい所だよねってちょっと現実逃避しつつ渡すと
「ありがと、美味しく後程いただくとして。だからその眉間のシワ!どうしたのよ?」
可愛い顔して突っ込んでくる内容は容赦がない。
彼女の彼女たる所以である。
恵ちゃんは白黒ハッキリしているタイプで曖昧なことが苦手。
言葉を濁すとかしないので、痛い時は痛く、優しい時はかなり優しい。
差が激しいのだ。
今回はズバズバと前者であるが・・・
「この間引き継ぎに来た時に飯村くんにね・・・」
小声で答えると
「飯村くんやっと和葉に告白したんだね!!」
弾むようなにこやかな笑みを浮かべている恵ちゃんに
「え?そんなに周りは飯村くんが私のこと想ってるって知ってたの?!」
びっくりして恵ちゃんに詰め寄ると
「気づいてなかったのはあんただけよ!」
と返されて、自分の鈍さにほとほと嫌気がさした。
「おはよう、和葉。なに眉間にしわ寄せてるの?」
朝から複雑な気持ちが思いっきり顔に出ていたらしい。
「恵ちゃん、おはよ。これ、食べてね!」
そう言って渡したのは友チョコのチョコブラウニー。
義理チョコも然り。
ブラウニーって大量生産可能なところがいい所だよねってちょっと現実逃避しつつ渡すと
「ありがと、美味しく後程いただくとして。だからその眉間のシワ!どうしたのよ?」
可愛い顔して突っ込んでくる内容は容赦がない。
彼女の彼女たる所以である。
恵ちゃんは白黒ハッキリしているタイプで曖昧なことが苦手。
言葉を濁すとかしないので、痛い時は痛く、優しい時はかなり優しい。
差が激しいのだ。
今回はズバズバと前者であるが・・・
「この間引き継ぎに来た時に飯村くんにね・・・」
小声で答えると
「飯村くんやっと和葉に告白したんだね!!」
弾むようなにこやかな笑みを浮かべている恵ちゃんに
「え?そんなに周りは飯村くんが私のこと想ってるって知ってたの?!」
びっくりして恵ちゃんに詰め寄ると
「気づいてなかったのはあんただけよ!」
と返されて、自分の鈍さにほとほと嫌気がさした。