不機嫌なジェミニ
一緒に遅い夕飯を食べて、又、抱き合って眠る。

ロールキャベツもポテトサラダも美味しそうに食べてくれた。


ベッドの上で

「俺はトウコに夢中すぎるな」と呟きながらまたもや、私を翻弄していく。

「トウコ、毎日こうして一緒にいれたら、ゆっくり眠らせてあげられるんだけど…
週に1度じゃ、トウコを抱かずにいられないな。
…トウコ、一緒に暮らす?
そうすればトウコも緊張せずにそばにいられるようになるかな?」とジンさんは私の体に舌を這わせながら囁く。

私は返事ができずに甘い声をあげる。

「トウコともっと一緒にいたい。
考えてくれないか?」
とジンさんは耳元で囁き、私の中に深く沈み込む。


私は背中を仰け反らせながらジンさんの名前を呼ぶ。

「愛してるよ。トウコ」とジンさんは私の腰を強く抱いて、私の中にジンさんを刻み込むようにベッドを軋ませた。
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