不機嫌なジェミニ
おまけ。
その1。ハトこ。
冬。
春の『Ciao!』の新作について考えている。
お題は『春』
今回はどんな素材を使うか、
具体的な制限はない。
ふさわしいモノを自分で考えろって事らしい…
私が悩みながら、ペンケースを無造作に掴むと、ペンケースがビリッと破れ、ペンがバラバラと転がり出て行く。
「あー!」と声を上げると、
「破れたねえ。」
「一杯詰め込んでいたからねえ」
と部屋にいたデザイナーの皆さんに口々に言われてしまう。
「ハトこちゃんは無事?」
と結城さんに言われ、頷きながら、ペンケースを拾い上げ、ハトこをなでて、
ペンケースからハトこを外す。
あー、裏のピンが曲がっちゃったかなあ。
私が裏返して、ピンをグイッと押すと、
パキンと音がしてピンが取れた。
「ああああーっ」
と叫んで、ピンが付いていたウラ側を見ると、
『J』の文字が押してあったことに気がついた。
ずーっとペンケースに付けて使っていたから、後ろの文字にはちっとも気付かなかった…
「ええっ?」
と声がでる。
なに?どうした?と
私のところにセイジさんがやって来る。
セイジさんもハトコの裏をみて、
「…これってジンさんが作ったヤツ?」
と唖然とする。
なんで?
春の『Ciao!』の新作について考えている。
お題は『春』
今回はどんな素材を使うか、
具体的な制限はない。
ふさわしいモノを自分で考えろって事らしい…
私が悩みながら、ペンケースを無造作に掴むと、ペンケースがビリッと破れ、ペンがバラバラと転がり出て行く。
「あー!」と声を上げると、
「破れたねえ。」
「一杯詰め込んでいたからねえ」
と部屋にいたデザイナーの皆さんに口々に言われてしまう。
「ハトこちゃんは無事?」
と結城さんに言われ、頷きながら、ペンケースを拾い上げ、ハトこをなでて、
ペンケースからハトこを外す。
あー、裏のピンが曲がっちゃったかなあ。
私が裏返して、ピンをグイッと押すと、
パキンと音がしてピンが取れた。
「ああああーっ」
と叫んで、ピンが付いていたウラ側を見ると、
『J』の文字が押してあったことに気がついた。
ずーっとペンケースに付けて使っていたから、後ろの文字にはちっとも気付かなかった…
「ええっ?」
と声がでる。
なに?どうした?と
私のところにセイジさんがやって来る。
セイジさんもハトコの裏をみて、
「…これってジンさんが作ったヤツ?」
と唖然とする。
なんで?