不機嫌なジェミニ
少し座って落ち着きたいと思って、
斜め向かいの見つけた昔ながらの喫茶店という雰囲気の店に入る。
『マッキンレー』って山の名前だったかな?
「いらっっしゃいませ」と30代半ばくらいの大きな体のマスターに迎えられる。
「こっ、こんにちは。」
「好きなところに座って。
まだ、奥さん来ないから食べ物はモーニングだけなんだけど…」
「ホットコーヒーを…」と言いながら、入り口に近い4人掛けの窓際の席に座る。
暖かい店内は木の温もりのある山小屋風。
どっしりとしたテーブルに椅子。
真ん中に大きなストーブが赤く燃えていて、煙突が天井に向かって伸びている。
煮込み料理ができるようになってるのかな…と黒い四角い金属製のストーブを見る。
趣味でやっている店…って感じかな。
お客さんは奥にひとりだけ。
開いたノートパソコンの前で伏せて寝ているらしい男性しかいない。
オシャレなカフェじゃないからか流行っているわけじゃあないのかな…
まあ、午前10時に駅から少し離れた喫茶店でのんびりする人も、そういないのかもしれない。
少し、息を吐き、黒い大きなトートバッグからスケッチブックを取り出し、
今日のお題のデザイン画を見直す。
斜め向かいの見つけた昔ながらの喫茶店という雰囲気の店に入る。
『マッキンレー』って山の名前だったかな?
「いらっっしゃいませ」と30代半ばくらいの大きな体のマスターに迎えられる。
「こっ、こんにちは。」
「好きなところに座って。
まだ、奥さん来ないから食べ物はモーニングだけなんだけど…」
「ホットコーヒーを…」と言いながら、入り口に近い4人掛けの窓際の席に座る。
暖かい店内は木の温もりのある山小屋風。
どっしりとしたテーブルに椅子。
真ん中に大きなストーブが赤く燃えていて、煙突が天井に向かって伸びている。
煮込み料理ができるようになってるのかな…と黒い四角い金属製のストーブを見る。
趣味でやっている店…って感じかな。
お客さんは奥にひとりだけ。
開いたノートパソコンの前で伏せて寝ているらしい男性しかいない。
オシャレなカフェじゃないからか流行っているわけじゃあないのかな…
まあ、午前10時に駅から少し離れた喫茶店でのんびりする人も、そういないのかもしれない。
少し、息を吐き、黒い大きなトートバッグからスケッチブックを取り出し、
今日のお題のデザイン画を見直す。