不機嫌なジェミニ
「絶対に嫌です!」

とバスルームのまえで、
一緒にお風呂に入ろうと言うジンさんに抗議の声をあげる。

「あのさあ、トウコ、これからベッドの中でバッチリ見ちゃうんだと思うけど…」とクスクス笑われるけど、

…明かりを消せばそんなに見えないんじゃないかな?

「無理!!」と俯くと、

「しょうがないな。キスしてくれたら待ってあげてもいい。」とはい。と屈んで私の顔を覗きこむ。

うー…

カプっとジンさんの唇に噛み付くようにキスをしてから、バスルームに逃げ込むと、

「トウコ、覚えとけよ。あとで、タップリ仕返ししてやる。」とジンさんの笑い声がドア越しに聞こえる。

「無理なものは無理!」とドアの鍵をかけて、シャワーに飛び込んだ。

ジンさんは時々イジワルだ。

ジンさんと初めてのSEXをするという
決心はしてきたつもりだけど…
一緒にお風呂に入る
という考えは思い浮かばなかった。

考えただけで赤面ものだ。



そういえば…聞くのを忘れてた。

私ってジンさんの何番目のオンナなんだろう?



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