sugar & coffee


「 じゃーどーする??

お友達記念に、ご飯でも行く? 」


皐月さんの言葉を聞いて思い出した。

私が外に出た理由。


「 あのっ!私お料理してみたくて…

だから食材探しのために外に出て来て…

よかったら家で一緒に

ご飯食べませんか?

っあ、でも、料理したことがなくて

3時間かけても食べられるものが

1つも出来なかったんですけど… 」


私の言葉に3人は、口を開けて、

目を見開いていた。


目が点になる、というのは、

こういうことなんだな、

なんて、呑気に考えていた。


「 お前、3時間かけて何もできないって…

それ、人としてやばくねぇか…? 」


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