私の彼
♡英字新聞の彼
1つ恋が終わった。
5年付き合っていたけど、あっさり振られた。
私以外にも付き合っていて、その相手が妊娠した。
責任とって結婚するらしい。
お互いの両親にも挨拶は済ましていて、
あとは籍を入れるだけの段階だった。
それなのに、私は何故か悲しくない。
むしろ、良かったとも思っている。
本当にこの人と結婚して大丈夫?って毎日思っていたから。
2人とも同じ会社で働いているから、
会社中に別れたことが知れ渡った。
元彼は、軽蔑の目にさらされ、
私は、同情の目にさらされた。
課長も心配してくれたのか、旅行でも言って来いと有給をくれた。
そこまで、落ち込んでもないので罪悪感でいっぱいだけれど、こんなこともないと有給消化出来ないかと思い、旅行に行く事にした。
どこでも良かったけど、おもいつきで
台湾に行く事にした。
台湾についてすぐにホテルにチェックインして、台北市内観光に出かけた。
お腹が空いたので
ホテルのカウンターのお姉さんが、
ルーロー飯?をお勧めしてくれて、
教えて貰ったお店に向かった。
お店に着いて、食堂のおばさん風の女性に写真に載ってるこれ下さいと指差して、
なんとかルーロー飯にありつけた。
本当に美味しい!
お肉旨っ!
何これー!と百面相していたら
隣から、笑い声が聞こえた。
『美味しそうに食べるね!
あなたは、日本人?』
人生初のナンパが台湾とか笑えるわ。
無視無視!
そんなお隣の彼は、何やら英字新聞を読みながら台湾茶を飲んでた。
もう、男はこりごり。
私は1人で台湾を楽しむのーと思った矢先、行くところ行くところで英字新聞の彼に会う。
ストーカーとか?
人生初のストーカーが台湾で?
勘弁してよ。。。
『いやいや、よく会うね?
もうこの際、一緒に回る?』
いやいや、困りますぜ。
丁重に遠慮し、疲れたからホテルに戻ろうとしたら、現地の男の集団に絡まれた。
多分、おねぇさん日本人?
一緒にお茶しない?と言ってる気がする。
こんな時、日本語しか喋られないのが辛い。身振り手振り、片言の英語で逃げようとするけど、向こうの思う壺。
あぁ、詰んだー
男運悪すぎる
あぁ、詰んだー
【失礼、彼女は私の連れですが何か?
待たせたね。行こうか】
あの英字新聞の彼が追い払ってくれた。
中国語だったから、何喋ってるかわからないけど、助かったー。
お礼を言って、今度こそさようならしようとしたけど、
『ちょっと付き合って』と英字新聞に拉致された。
連れてこられたのは、
台湾101近くの穴場スポット
そこから眺められる、
夜景は素晴らしかった。
日本にも、夜景の綺麗なところはたくさんあるけど、海を越えるとこんなに違うかというぐらい違う。
気がつけば、泣いていた。
ぼろぼろ泣いて、それが許される年でもないのに恥ずかしい。
たくさん、泣きなさいと背中をさすりながら優しく抱きしめてくれた。
初対面の人に体を預けた事はないけど
英字新聞の彼の体温が不思議と安心出来た。
助けてくれた上に醜態を晒してしまった事もあって、お詫びも兼ねて、日本人同士飲もうと誘った。
彼は今までカナダでの勤務だっけど、来週から日本に異動になったらしい。
その前に、台湾で商談があったから日本に帰る前に、台湾で一仕事していたらしい。
お互いの趣味や、私が台湾に来た理由など話すことがつきない。
お互い同じホテルで宿泊していたから、遅くまで時間を共にした。
気がついたら、彼のベッドでいた。
しかも、裸で。
ベッドの周りは、脱ぎ散らかした服。
ドラマであるあのワンシーン。
やってしまった!と思ってももう遅い。
幸い彼は、シャワーを浴びている。
今のうちと
気だるい体と頭痛のひどい頭のまま
急いで着替えて、自分の部屋に戻った。
急いで、日本に帰った。
もう会う事もないと思うけど。
また明日から、勤務が再開する。
台湾での事が濃すぎて、
失恋していたことを忘れていた。
また、同情の日々かと覚悟を決めて、
朝早く出社した。
そこには、英字新聞の彼が課長席にいた。
驚いて、固まる私に彼は、
『台湾では、どうも
もう、逃がさないよ』
と言った。
そういえば、休暇もらう前新しく課長が来るって言ってたっけ?
のぞむところよ。
運命でもなんでも、受け入れてやろうじゃない。
また1つ恋が始まった。
5年付き合っていたけど、あっさり振られた。
私以外にも付き合っていて、その相手が妊娠した。
責任とって結婚するらしい。
お互いの両親にも挨拶は済ましていて、
あとは籍を入れるだけの段階だった。
それなのに、私は何故か悲しくない。
むしろ、良かったとも思っている。
本当にこの人と結婚して大丈夫?って毎日思っていたから。
2人とも同じ会社で働いているから、
会社中に別れたことが知れ渡った。
元彼は、軽蔑の目にさらされ、
私は、同情の目にさらされた。
課長も心配してくれたのか、旅行でも言って来いと有給をくれた。
そこまで、落ち込んでもないので罪悪感でいっぱいだけれど、こんなこともないと有給消化出来ないかと思い、旅行に行く事にした。
どこでも良かったけど、おもいつきで
台湾に行く事にした。
台湾についてすぐにホテルにチェックインして、台北市内観光に出かけた。
お腹が空いたので
ホテルのカウンターのお姉さんが、
ルーロー飯?をお勧めしてくれて、
教えて貰ったお店に向かった。
お店に着いて、食堂のおばさん風の女性に写真に載ってるこれ下さいと指差して、
なんとかルーロー飯にありつけた。
本当に美味しい!
お肉旨っ!
何これー!と百面相していたら
隣から、笑い声が聞こえた。
『美味しそうに食べるね!
あなたは、日本人?』
人生初のナンパが台湾とか笑えるわ。
無視無視!
そんなお隣の彼は、何やら英字新聞を読みながら台湾茶を飲んでた。
もう、男はこりごり。
私は1人で台湾を楽しむのーと思った矢先、行くところ行くところで英字新聞の彼に会う。
ストーカーとか?
人生初のストーカーが台湾で?
勘弁してよ。。。
『いやいや、よく会うね?
もうこの際、一緒に回る?』
いやいや、困りますぜ。
丁重に遠慮し、疲れたからホテルに戻ろうとしたら、現地の男の集団に絡まれた。
多分、おねぇさん日本人?
一緒にお茶しない?と言ってる気がする。
こんな時、日本語しか喋られないのが辛い。身振り手振り、片言の英語で逃げようとするけど、向こうの思う壺。
あぁ、詰んだー
男運悪すぎる
あぁ、詰んだー
【失礼、彼女は私の連れですが何か?
待たせたね。行こうか】
あの英字新聞の彼が追い払ってくれた。
中国語だったから、何喋ってるかわからないけど、助かったー。
お礼を言って、今度こそさようならしようとしたけど、
『ちょっと付き合って』と英字新聞に拉致された。
連れてこられたのは、
台湾101近くの穴場スポット
そこから眺められる、
夜景は素晴らしかった。
日本にも、夜景の綺麗なところはたくさんあるけど、海を越えるとこんなに違うかというぐらい違う。
気がつけば、泣いていた。
ぼろぼろ泣いて、それが許される年でもないのに恥ずかしい。
たくさん、泣きなさいと背中をさすりながら優しく抱きしめてくれた。
初対面の人に体を預けた事はないけど
英字新聞の彼の体温が不思議と安心出来た。
助けてくれた上に醜態を晒してしまった事もあって、お詫びも兼ねて、日本人同士飲もうと誘った。
彼は今までカナダでの勤務だっけど、来週から日本に異動になったらしい。
その前に、台湾で商談があったから日本に帰る前に、台湾で一仕事していたらしい。
お互いの趣味や、私が台湾に来た理由など話すことがつきない。
お互い同じホテルで宿泊していたから、遅くまで時間を共にした。
気がついたら、彼のベッドでいた。
しかも、裸で。
ベッドの周りは、脱ぎ散らかした服。
ドラマであるあのワンシーン。
やってしまった!と思ってももう遅い。
幸い彼は、シャワーを浴びている。
今のうちと
気だるい体と頭痛のひどい頭のまま
急いで着替えて、自分の部屋に戻った。
急いで、日本に帰った。
もう会う事もないと思うけど。
また明日から、勤務が再開する。
台湾での事が濃すぎて、
失恋していたことを忘れていた。
また、同情の日々かと覚悟を決めて、
朝早く出社した。
そこには、英字新聞の彼が課長席にいた。
驚いて、固まる私に彼は、
『台湾では、どうも
もう、逃がさないよ』
と言った。
そういえば、休暇もらう前新しく課長が来るって言ってたっけ?
のぞむところよ。
運命でもなんでも、受け入れてやろうじゃない。
また1つ恋が始まった。