遠い昔からの物語

「……どうせ、空襲警報になったとしても、防空壕へは入れないだろう」

寬仁は低い声でそう呟いて、わたしの開いた脚の間に入ってきた。

指の代わりに、今度は勢いよく突っ勃った固いものが、わたしの濡れたそこ(・・)に触れた。

その直後、寬仁は、ぐっと腰を前へ押し出した。

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