遠い昔からの物語
廣子の甘い声と共に、乳の先端が固く尖ってきたのを、ブラウスの生地を通して感じとった。
おれはブラウスのボタンを一つ二つ……と外していき、胸元を広げた。
そして、ブラウスの中のシュミーズの、さらにその奥の……やわらかくて温かい乳房を、手のひらでしっかりと掴み、揉みしだいた。
「……ぁはっ…ん……」
突然、廣子の身体中の力が抜けて腰が砕けた。
おれは、その場に崩れ落ちそうになる廣子を支えながら、畳の上に横たわらせた。
シュミーズを少し乱暴に押し広げる。
夕べは暗がりの中でよく見えなかった白い乳房が、白日の下にあらわになった。
今朝おれが起きたときには、廣子はもう蒲団から出て身支度を済ませていたから、はっきりと目にするのは初めてだ。
馬乗りになったおれは、なだらかな丘の頂点の、淡い桜色した先端に唇を寄せた……