感想ノート

  • 佐倉さま

    他サイトで、第4部を拝読しました。読み終わった日は運命の非情さにため息がとまりませんでした。

    私の学生時代の友人に被爆者二世がいます。彼はお兄さんを亡くし、自分も定期的に検査をしているとのことでした、その時はとてもショックでした。戦争が私達の世代にも関わってくるのだと実感したから。

    戦争は普通の人を変えてしまいます。我が子を戦争に送って喜ぶ親がどこにいますか?神と祀られるよりも共に暮らす方が嬉しいはず。この平和の日本が続くことを願っています。
    ありがとうございました。

    2024/08/20 15:18

    彩さま

    かなり辛いラストにもかかわらず他サイトまで赴いて読んでいただけて、本当にありがたいです(>人<;)

    今でも苦しんでいる方もいらっしゃるセンシティブな題材ですので、私も書くのをすごく悩みました。
    実際、第3部から第4部までの間に約10年の時が流れています。

    それでも、(一応)「平和教育」をがっつりと受けてした身として、今の世に生きる人たちに少しでも「自分ごと」として実感してもらえたら、と思って(淡々とした文章ながらも)私自身泣きながら書きました。

    そして令和の今、平成まで言われ続けてきた「戦後」に代わって「新しい戦前」なる言葉が出てきました。
    いつか来た道をもう一度たどらないよう、微力ながらもこのようなお話が書けてよかったです。

    作者からの返信 2024/08/21 20:07

  • 偶然、このお話を終戦の日に読みました。涙腺崩壊です。戦前生まれの両親から、戦争の悲惨さは何度も聞いていました。そして、戦争を体験した方々が必ずおっしゃる言葉、二度と戦争をしてはいけない‼️を噛みしめています。
    戦争は必ず弱い人にしわ寄せがきます。他の方も書いておられますが、廣子から宝物を取り上げないでほしかった……せめて義彦の忘れ形見を育て上げ、平和の尊さを伝えていってほしかった。
    今も地球上から戦争はなくなっていません。核兵器の脅威も。ふだんはボーっとすごしていますが、せめて今日一日は世界から戦争がなくなることを祈っていたいと思います。

    2024/08/15 11:11

    彩さま

    お返事が遅くなり失礼しました。
    終戦記念日に拙作をお読みいただいたとのことで、私の方としてもすごくうれしいです。
    本当にありがとうございますm(_ _)m

    悲しい結末となったのは、フィクションだからこそ(実話を土台にはしていますが)敢えて究極的に悲惨な状況をつくれるので、「戦争」というものの「取り返しのつかなさ」をより表現できるかな、と思いまして…

    もし未読でしたら、他サイトで8月限定公開の【第4部】があります。
    https://estar.jp/novels/25669106
    ※こちらのサイトの雰囲気にはそぐわないため掲載をしていません。また、他サイト版では方言がよりハードです。
    短いお話ですがかなりメンタルにきますのでお含みおきの上、もしよろしければご参照くださいませ。

    作者からの返信 2024/08/20 11:10

  • 佐倉さま。この度も素晴らしい作品ありがとうございました。途中何度も胸が苦しく何度も休みながら読ませて頂きました。幼い頃祖母から聞いた防空壕や捕虜になり終戦何年か後に棒切れのような姿で帰ってきたという祖父の話を思い出しました。廣子の事は本当に…せめてそれだけはどうか神様勘弁してやって下さいと心の中で叫びました。戦争は無情ですね。改めて平和の尊さと戦争の恐ろしさを悲惨さ考えさせられました。最後あの二人はどうなったのかを明確になさらなかったのは先生の愛でしょうか?でも、8月5日に二人が結ばれて、愛し合うことが出来て、本当に良かった。思い返す度、涙が溢れます。本当に素晴らしい作品をありがとうございました。

    kumako 2022/01/11 20:45

    kumakoさま

    時代物まで読んでくださり、ありがとうございますm(_ _)m

    実は、時代物も現代物と繋がっていまして…
    こちら(https://www.berrys-cafe.jp/spn/book/n1521151/9/)で少し書いていますので、よかったらご覧ください(╹◡╹)♡

    特に「偽装結婚…」のChapter 3(Chapter 4から再編集)は、中尉と廣子への「罪滅ぼし」のために書きました。

    【追記】
    書き忘れていましたが、「きみは運命の人」にある「しあわせな朝」が、私からの寛仁と安藝子への「罪滅ぼし」です。

    作者からの返信 2022/01/14 07:43

  • 佐倉様
    佐倉様の作品は余すところなく何度も繰り返し読ませてもらって、いつも更新を楽しみに謎解きをさせてもらっています。

    そして遂に読むのをためらっていた(すみません💦)何年も掛かって書かされたと言われる作品を読破し、一年以上掛かってやっと感想を書く勇気が出ました。

    私は生まれも育ちも一時を除き広島県北部です。義務教育の間は平和学習で平和公園、資料館を何度も訪れ、原爆記念日は登校日と黙祷、夏休みには平和についての感想文が当たり前になっていたので、関西生まれの夫と知り合って初めて、それが私たちだけだと知り、大変驚きました。
    私の本家の叔母?(といっても80歳!)は夫が戦死したあと、その弟に嫁がされて苦労しました。祖父は広(ひろ)で8月6日に轟音と共に広島の方角にきのこ雲を見たそうです。 近所のおじいさんは戦艦大和に乗ったことが自慢でした。その一方で、一切戦地での経験を口ににされない方もおられました。考えてみれば身近なところに原爆の記憶があったのですが全て故人で他人事でした。

    この一連のお話を読んでから、知り合いのおばあちゃんから「呉でね...」と戦時中の話が出ると、「海軍の基地がありましたよね....」とジェネレーションギャップを越えて自分の事のようにその気持ちに寄り添えるようになりました。
    戦争、特に原爆は、刷り込まれた広島県人にとっても遠い昔話になっているのです。その他にお住まいの方にとってはなおのことでしょう。 

    本当に平和の大切さを学習するということは、心に痛みが伴うものだと思います。
    映像でも良いのですが、このお話のように言葉(方言)のひとつひとつと会話によっていつの時代にも共通する愛と悲しみが、情景と共に鮮やかに描き出されている作品を読むことも1つの手段だとしみじみ感じました。

    これからは原爆の日には廣子たちのお話が心に甦ると思います。私達は読まされたんだなと。書かされたと言われる訳がしっくりきました。

    あと、現代でのその後がありがたかったです!
    こちらを先に読んでいたのでいつまでも「その日の朝」を引きずらなくて済んだのが救いでした。本当に長々とすみませんでした。

    てーちゃん2 2020/04/01 22:59

    てーちゃんさんさま

    拙作を丁寧に読み込んでくださりありがとうございます。感謝、感謝です(^人^)

    そうなんですよね……広島・長崎や沖縄で育った人たちは半端なく「平和学習」を受けますもんね。しかも、子どもには過酷な写真・映像・体験談を容赦なく突きつけられますしね。
    私は正直、とんでもなく怖かったんですけど(ご飯も喉を通らなくなって、毎晩寝付けなくなったんですけど)「そんなの戦争で被害に遭った方々に比べたらなんだって言うんだ。二度と戦争を繰り返さないためにも、逃げるな、ちゃんと直視しろ!」っていう雰囲気でしたし、自分がとんでもなく「弱虫でひどい人間」のような気がしていました……(遠い目)

    でも、そんなふうに却って「遠ざけてしまう」平和学習ってどうよ?と、大人になってから思うようになりまして。(実は、思わざるを得ない仕事に就いてしまったというのもあるのですが)
    もっと「あの戦争」を「歴史」ではなく「本当にあったこと」として、今を生きる人たちにわかってもらえないと、あの戦争で命を奪われた「普通の人たち」が本当に「歴史」になってしまうと思ったのです。

    ベリカの方ではそぐわないと思い(こちらでは方言もかなりライトにしましたからね…笑)掲載していない「あの日の朝」ですが。
    エブの方で掲載しているスター特典を、8月限定で本編での掲載に切り替えようかと考えています。
    やはり、あの話こそ私の「書いた」ものではなくて「書かされた」ものだと思いますので。

    辛いお話にもかかわらず、ここまで読んでいただけて、本当に書いてよかったと思いました。ありがとうございました。

    作者からの返信 2020/04/03 21:00

  • はじめまして。
    引き込まれて一気に読み終えてしまいました!

    命がけで誰かを想うからこそ「愛し合う」ことがとても深い時代なんだなと、ホロっと涙しました。
    辛い時代ですが、思い合う気持ちの繊細さやストレートさは現代よりも深い気がして羨ましくも感じてしまいました。
    そして廣子の強さ(もしかしたら表に出さないだけでとても脆いのかもしれませんが)にグッと胸が熱くなりました。

    一気に読了してしまったので、もう一度ゆっくり読み直してみようと思います。
    辛い部分もありますが、温かくもあります。

    Ayumu 2019/10/23 14:36

    Ayumuさま

    こちらこそ初めまして!
    このような辛い話を最後までお読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

    現代は自由に出会って恋愛ができる時代になりましたが、それだけ「選択肢」が増えたわけで当然「迷い」も生じますよね。
    どちらがよいとは言えませんが、昔の方が迷わず「一途に」邁進できたということは言えますね。

    あと、昔は隣近所や親戚の人が(いい意味でも悪い意味でも)よく見ていて「この家の息子とあの家の娘だったら、家風も似ているし性格的にも合うかも」と判断してお見合い話を勧めたみたいです。
    もちろん、昔の人たちの方が「忍耐力」があったのは言うまでもありませんが、今でいう「マッチング」能力の高い周囲の人たちの縁結びのおかげでもあるそうです(笑)

    作者からの返信 2019/10/24 13:48

  • 佐倉 蘭 先生
    幾度か拝読させて頂き、今さらながら最終章ラストが「8/5 夜」の広島でのお話と気づき、涙しています。8/6二人とも無事でありますようにと願わずにはいられません。突然大変失礼いたしました・・。

    2019/06/03 12:18

    笄さま

    何度もお読みくださりありがとうございますm(_ _)m

    えっと…「先生」はこっ恥ずかしいので……ヽ(´o`;

    もちろん、このお話はフィクションですが、このようなことが実際にあったと思うので、あの遠い時代を少しでも身近に感じていただけたらな、と思って僭越ながら書かせていただきました。

    「いつか」の後の二人が「あの朝」にどうなるかは、読者の皆さまそれぞれに委ねたいと思っておりますが、あの二人に心を寄せてくださってとてもうれしいです^ ^

    作者からの返信 2019/06/03 19:12

  • 佐倉様
     実は、広島県呉市出身でして。ちりばめられた広島弁に、なんともいえない懐かしさと、
    あの時代の残り香がまだ漂っていた、私がいた頃の呉の町を思い出し、作品世界に入ってしまいました。ありがとうございました。

    sagi 2019/05/27 16:19

    sagiさま

    そうなんですね!
    ご地元の江田島にちょこっとだけ触れさせていただきました^ ^

    今ではもうあまり聞くことのできなくなった、ゆーったーりした安芸弁を思い出し思い出ししながら書きました。

    とはいえ、実はベリカではこれでも「標準語ver.」でして、エブリスタでは、ぶち「方言ver.」のオリジナル版になってます。

    ベリカの読者層では、ヒーローの一人称が「わし」っていうのはちょっと受け入れ難いかな、と思いまして(爆)
    よろしければ、プロフから行けますので読み比べてみてください。

    また、そちらの方では先日「最終章」を公開しました。県民の方にはぜひ読んでいただきたいお話です、ということで内容はお察しください(ベリカでは閲覧規制が甘いため、今のところ公開する予定はありません)

    作者からの返信 2019/05/27 20:04

  • ストーリーに惹かれてついついはまってしまいました。時代物苦手なんだけどなぁ。あっという間でした。続編乞う‼

    moonstar** 2019/05/09 14:12

    moonstar**さま

    つらい部分もあるこのお話をお読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

    「続編」とは少し趣が異なりますが、「あなたの運命の人に逢わせてあげます」が義彦&廣子の(→和哉&美咲)、「偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎」が寬仁&安藝子の(→智史&稍)生まれ変わった後のお話になります。

    いわゆる「転生モノ」ではないので、本人たちはまったく無自覚ですが…f^_^;

    よかったら、生まれ変わった彼らがどうなったか読んでいただけたらうれしいです。(「前世」を思わせる場面を散りばめています)

    現代物なので読みやすいと思いますよ〜(笑)

    作者からの返信 2019/05/10 14:53

  • 佐倉さま
    あー、配慮のない感想で大変失礼しました・・・。
    もっと私の中でお話を寝かせて、感想を熟成させてから、投稿すべきでした。
    このお話がつらくていやだったとかそういうことではまったくないんです。
    廣子が眞宮氏のところに向かう時、夏の暑さのせいで汗みどろであるところとか、眞宮氏に会ったばかりの時には緊張でガチガチだったのに、3日目には帰りたくなくなるくらい恋しい思いを抱いているところとか、眞宮氏が廣子のことを命をかけて守りたいと思っているところとか。
    あんな時代だったけれど若い人たちのキラキラしたひとときが描かれていて、とても素敵な作品だと思ったんです。だから、なおさらその後のお話、つらく感じたのでしょう。

    「イタコ」である佐倉さま、「書きたくなかった」けれど「書かされてしまった」この作品、登場人物たちの描写が生き生きとしていて素敵でした。いろいろ葛藤もおありでしょうが、これからも楽しみにお待ちしております。

    エイターかんこ 2019/04/08 18:04

    エイターかんこさま

    いえいえ、お気持ちはちゃんと伝わっておりますので、大丈夫ですよ^ ^

    実は、ずーっと書けなかった「遠い昔からの…」の本当の最終章を、また「書かされて」しまいまして……

    ちょっとベリカではそぐわない内容なので、向こうのサイトのサポ特典にして「任意」でお読みいただこうと思っています。

    いやぁ、なんでこんな話書いてるんだろう、って思いながらも二日で書き上げてしまったんですけどね…(~_~;)

    作者からの返信 2019/04/09 00:30

  • 佐倉さま
    こんばんは。
    この作品、未読でした!
    佐倉さまのすべての作品が地続きである、出発点の作品ねと思いながら読みました。
    面白かったです。が、私はもういい年なので若い人が亡くなる時代の物語はやはりちょっと辛いです。
    ずっと生きて、結婚して幸せな家庭を築いて子どもも生まれて、ということが当たり前にできなかった時代、旅立って行く方も残された方も覚悟はあったでしょうが、それでもどれほど辛かっただろうかと思いました。登場人物が現代でみんな幸せになって本当に良かった。



    エイターかんこ 2019/04/06 22:28

    エイターかんこさま

    つらいお話を読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

    私はハピエン主義なので(笑)
    つらい結末は本当にイヤなんですが……

    このお話は「書いた」というより「書かされてしまった」という感じがものすごくします。

    いやぁ、ほんとにできれば「書きたくなかった」お話です。

    作者からの返信 2019/04/07 23:18

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