*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「姉御不器用なんだから、早く料理始めなよ。ラブラブダーリンの為に~」


「うるさいよ。クックパッド見ればなんとかなる。相葉も期待してないし」


おつまみばっか食べながら一本目を空にして、低い声上げながら冷蔵庫に歩いて行く姿は、親父の風格さえ漂う。

ま、相葉先輩が、料理男子だから良しとしよう。

冷蔵庫を閉め、嬉しそうにビールを飲みながらまた下に座る左手には、キラリ光るエンゲージリング。

私の半分の期間でゲットして羨ましい限り。


「ま~た羨ましそうに見て。いい加減四年も付き合って、結婚のけの字も出さない男なんてさっさと
別れなさい」
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