*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
姉御は、私の話をソファーにもたれてニヤリしながら聞いている。


「結城派だったんだ。そっかそっか~。あいつフリーだし付き合っちゃいなよ」


「はぁっ!?」


セーフ! 口に入れようとしてた豚の角煮、落とすとこだった!

しかし姉御のぶっ飛ぶ発言にはかな~り慣れたつもりだけど、これは過去一だ。


「有り得ない。先輩は、私なんて眼中にないし」


「またまた謙遜。あんた結構モテるし、まあまあ可愛いんだから全然イケるよ。鈍感でかわすの上手いから自覚ないけど。それにあいつ美人より可愛いタイプが好みだし、爽やかカップルで似合うよ、マジで」


姉御、それ身内の欲目?

嬉しいけど残念ながら有り得ないことは有り得ない。
< 150 / 581 >

この作品をシェア

pagetop