*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「お疲れ様です」


「お疲れ。これ新しい企画なんだけど、現場チーフのお前の意見聞きたくてさ」


課長は、企画書のコピーを私の目の前に差し出してくる。

私は、内心イラッとして受け取り、机の右上に置く。


「了解です。手が空き次第、目を通します。もうお見えの時間なので」


プレゼン前になると抜け駆けしにくるんだよね、いつも。

でも流石~って企画多くて、通る率高いよね。

もう課長なんだから部下に任せるのが普通なのに、この人ほんと企画するの好きだよね。


「よろしく! 多忙な綾瀬と運良く帰り一緒の時は、超旨いもん食わせてやるから」


大西課長は、私の頭をくしゃっとした後、我が課長に愛想振り撒き情報収集に移動。

相変わらず抜かりない人。

帰るタイミング一緒なんて半期に一度の大バーゲンくらい。

一緒になったら、回らないお寿司連れてけ~!
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